ニイガタブックライト 一箱古本市in現代市に行ってきました

去年に続いてニイガタブックライト ‐一箱古本市in現代市に2回目の出店をしました。週間天気予報では開催当日(6月12日)は、雨天。前日まで気をもみましたが、何のことはない当日は快晴、夏日。うだるような暑さ、去年に続いての猛暑です。こんな暑い中でも、引きも切らないお客様。やっぱり、新潟の一箱古本市は、すごい!これだから、今春新潟大学を卒業して、とっくに娘はいなくなっている新潟へ、お隣に出店しおられる、鎌倉からお越しの「サルトリイバラ」さんからも、「隣県といっても、そんなに簡単に来れるんですか?」と言われちゃうのですが、やっぱり来てしまうのです。
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 今年の一箱古本市のゲストに、もちろん南陀楼綾繁さんはおいでなのですが、京都の山下さんが、「出張ホホホ座」で出店しておられました。前日は、北書店で山下さんと佐藤(北書店店主)さんの記念トークがあって、ニイガタブックライトのメインスタッフであるKさんの解説では、「絶滅危惧種・個人新刊書店屋さん東西両雄の対決」とのこと、とても盛り上がったようです。私は、「絶滅種のはずがまだ生息していた・個人新刊書店屋」なので、店を休業して、「そんなに簡単に来れる」わけではないので、残念ながらお聞きすることができませんでした。そのほか、蔵前の『HAB』の版元 「H.A.Bookstore」さんも出店しておられて、少々商談などしてしまって。
今年の一箱古本市の出店は、全部で50箱余。去年から比べると10箱ほど少ない感じ。ニイガタブックライト ‐一箱古本市の開始当初は、80箱を超えていたとのことなので、大したものです。去年お隣だった、「古書 雑踏」さん、今年は欠席で、残念。今年もお隣になれないかなぁと、お会いするのを楽しみにしていたのですが。あと、上古町の「むすびや百(もも)」さんが出店されるので、お昼は「おにぎり?!」と楽しみにしていたのに、11時頃買いに行くと、ショック!すでに売り切れ、これも大変に残念でした。
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私が、「そんなに簡単に来れる」距離の街ではないのに、一箱古本市にかこつけて、どうしても新潟の街にやって来たいわけがあるのです。4年前三女が新潟大学に入学して、初めて新潟の街をみて、本屋さんをみて、酒屋さんをみて、いろんな人たちの生活を見て、人と人が接する様子を見ていると、うまく表現できないのですが、富山や金沢では何をするにも、本屋の仕事や催し物をするときも、何事にも上下関係をはっきりさせたいっぽい垂直志向があるのですが、新潟の人たちのそうではない、水平志向とでも言える普通の、ある意味本来当たり前の接し方にとても感じるものがあったのです。ずっーと書店経営に行き詰まっていた私が、この水平志向で自分もやっていけないだろうかと考え始めてから、本屋としてのモチベーションをどんどん取り戻してきたと思っています。私が「児童書専門店」から「本屋」に替わることを決めた街なのです。
あっそれと、新潟へ行ったのですから、もちろんお酒買いました。「清泉七代目4合瓶」(1,543円)、「越乃かぎろい千寿4合瓶」(1,437円)、「越の鶴純米酒300ml」(525円)、「越乃白雁純米吟醸300ml」(600円)です。

ponpon について

本と映画とパソコンと写真とお酒が大好き。
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