棟方志功と刀物 ー 大成説

今日、お義母さん(カミさんの母)がお中元にといって「大門素麺」を持って、ウチの店にやってきました。ところが、肝心のカミさんはというと、大の顧客の長電話に捉まり、お義母さんの話し相手ができません。そこで私がお相手をしていたのですが、急に先日の「絵手紙友の会全国大会in富山」の時に、絵本『ちよゑちゃんとパパとだまし川』の著者大成勝代さんがとても気にしておられた、福光町の鍛冶屋さんの件について聞いてみると、なんとやっぱり近親者に当たるらしくて、お義母さんのお父さん(カミさんの祖父)の実家(本家)が、棟方志功さんが来ていた鍛冶屋でした。志功さんが、「なづかしぇぃ、なづかしぇぃ」と言って、ふいごを操作しているのを見たと、お義母さんが身振りを付けて話してくれました。
大成さんの仮説はこうです。棟方志功さんが、芸術表現に当たり、日本画や油絵など色々ある中で、何故版画を選んだのか。それは刃物を使うからではないか。志功さんは青森の鍛冶屋の生まれです。鉄を鍛える時のあの鼻を衝く臭い。その強烈な鉄の臭いの原体験が、志功さんをして、絵筆やその他色々な道具がある中で、刃物を選ばせたのではないか、という読みなのです。
なるほど、と思いますよね。今後のご研究に期待しましょう。

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