ペコロスの母とハンナ・アーレントに会いに行く

昨年の年末からずっと、色々あって、全くやられっぱなしの状態から脱出しようと、2月9日にかみさんとフォルツァ総曲輪へ行って、映画を2本ぶっ通しで観てきました。 1本目は12:10~14:10の「ペコロスの母に会いに行く」、2本目は14:30~16:30の「ハンナ・アーレント」 タイプの違う2作で、「ペコロスの母に会いに行く」はガーッと涙が出てくるようなコメディ、「ハンナ・アーレント」はピリピリ緊張してしまう実話。感情が大きく振幅して、気持ちスッキリ。少し自分を取り戻した気分です。
「ペコロスの母に会いに行く」は、長崎に住むペコロス岡野さんが、認知症になった母親と暮らす今と気丈に生きてきた母親との今までの生活を愛情豊かに描いた原作漫画が、SNSなどで人気となり、いろんな人々の協力、協賛を得て、制作実行委員会みたいな形で作られた映画です。
我が家にも、92歳の父と86歳の母が同居しており、ペコロスさんのお母さんのような認知症ではないのですが、年も年なので、大変呆けてきており、2月10日にF子(三女)が半年の中国留学から帰って来たときも、父は丁度インターネットで囲碁の対局中で、「おじいちゃん、ただいまぁー」と娘は感無量なのですが、父は「おかえりー」と言って、そのままコンピューターに向かって対局。「おじいちゃん、私が帰って来たこと、分かっているのかなぁ?」とF子。そこで、M子(長女)が、父のところへ行って、「おじいちゃん、Fちゃん帰って来たよ!」と言ったところ、父は「おかえりー」と言って、そのままコンピューターへ。「おじいちゃん、本当に分かっているのだろうか?」とM子。
と、こんなことばかりです。
ペコロスさんは私の姉と同じ年生まれのようで、今の家族との生活で共通するところがあるように、子供の頃の様子も似ています。映画の中で、酒好きなお父さんが、給料日に真直ぐ家に帰ってくるように、お母さんがペコロスさんに言い聞かせて、迎えに行かせたが、まんまとポン引きに連れて行かれて、給料袋も財布の中身も取られてしまい、お母さんは泣き叫び、お父さんは暴力を振るうというシーンがありました。私の父も港町のNKKの工場の職工で、町は工場城下町で、周りにそういう労働者がいっぱいいて、毎日夜勤をしているのに、クリスマスだ、忘年会だ、メーデーだといっては、会社の人と飲みに行って帰ってきません。月給もボーナスも紙袋に入ったのを貰って来ます。家ではそういうことはなかったと思いますが、同僚の人が、飲みに行ってボーナス袋を盗られたのか、落としたのか分からなくなった話を父がしていて、それを聞いた母が真っ青になっていたのを子供ながらに覚えています。(つづく、一旦公開)

ponpon について

本と映画とパソコンと写真とお酒が大好き。
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