くまのコーちゃん

 F子(三女)の「音信不通」に大慌てをしたS子(二女)は「みんな元気になる絵本」の 第35回に『くまのコールテンくん』に登場しています。S子の大事なコーちゃんは、彼女が保育園児だった頃に、サンタさんがプレゼントしてくれたもので、ドイツのシュタイフ社のテディベアです。さすがにしっかりしたつくりなので、これまで何遍もお風呂できれいにしてもらっているのですが、全く型崩れしていません。毛並みが少し丸く短くなって、ちょっとパンチパーマをかけたみたいになっていますが、25年近くずっとS子と一緒に過ごして来て、今も健在です。そのコーちゃんが、S子と初めて別れ別れになって、今国立の家で留守番をしています。国立の家には、S子の連合い(R助)が住んでいますが、仕事が忙しく、毎週砺波の水(清酒「若鶴」の関連会社が販売しているミネラルウォーターです。庄川の伏流水だと思うので、清酒「立山」の仕込み水と元は同じだと思います)を送っているのですが、受け取ることがなかなかできないくらいで、やっぱりコーちゃんはお留守番です(コーちゃんが宅配便を受け取れたら便利なのですが)。S子がロンドンへ出掛けるに当り、どうしても荷物を減らさなければならなくなって、コーちゃんを国立の家に置いて行くことを選択したのです。そのことをかみさんから聞いたときは(娘とコーちゃんの関係をよく分かっているので)、とても驚きました。
 S子は、大学(工学部電気電子システム工学科(男子95名に対して、女子4名という学科)卒。大学入試のセンター試験は物理Ⅰ、物理Ⅱ、地理選択。「S子、ブチュ、ブチュ、チリで受けるの知っとたあ?」と聞かれて、「この子、吹出物でも出たのかとびっくりした」と妻。私達夫婦は二人とも文学科の卒業で、まさか我々が苦労した物理が大好きで、ノートにも紙切れにも計算式を書き込む子が生まれてくるとは、夢にも思いませんでした)卒業後、IT企業に就職し、検証やシステムエンジニアの仕事を5年程してきていたのですが、昨年ワーキング・ホリデーに当選し、意を決して年末にロンドンへ向け出発しました。海外で生活する、あるいは海外で仕事をするということにずっと憧れを持っていたようです。彼女が決めたのは、英国王立刺繍学校留学。外国で仕事をするとなるとキャリアのない分野では難しいというので、当初は米国のIT企業に就職する、そのため語学研修に英国へ行く、と計画したみたいです。しかし、どれだけ考えても、インスピレーションが湧かない。IT産業でずっと生きていく自分の姿が見えない。いろいろ考えて、直感で決めたのだそうです。

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学習の合間に作ったコーちゃんの刺繍

 M子(長女)の話では、「S子はコーちゃんやそのほかのぬいぐるみにも、人間と同じようにするんだよ。コーちゃんも、チェブラシカも、こまねこもみんな感情を持っていると思っているの。クッキーを手作りしたときなど、『ふわふわくんとアルフレッド』の最後の場面のように、みんなテーブルの周りにお座りさせて、一人一人に配って、一緒に楽しそうに食べるんだよ」「えっ!今の歳になっても?」「もちろん!それで、S子は、みんなそうだと思っているから、IT業界の人たちがそうでないとずーっと悩んでいたんだよ」とM子。「それはITでなくても‥‥」「でもR助さんはそのことが分かるんだよ」とM子。なるほど、有難い事です。S子が英国から帰ってきたらきっと面白いことをしてくれると期待していいのではと思えてきました。実は、R助さんは、この連休(9/20)から月末まで、ロンドンへS子に会いに行ってくれています。今日(9/22、実は昨夜下書き保存に異状が起きてデータが消えてしまい、リビジョンで復旧させたので本当は昨日)は、レンタカーでコッツウォルズへ出掛けると、メールが来ていました。
 英国留学を決定して、S子は私と妻とM子に向けて、Skypeでプレゼンテーションをしてくれました。留学の目的、費用概算予算計画、帰国後の計画企画です。しっかりとした内容に安心しました。私たちを全く当てにしていないところも、自立心の強いS子らしい計画でした。帰国後の計画の何項目もある中に、「お母さんになります」というのがあって、かみさんはその一点に舞い上がってしまって、後は如何でも良いという状態です。
 それと、F子が中国へ出掛ける時に富山の家にクッティー(F子がサンタさんからプレゼントしてもらったシュタイフのテディベア)を預けていきました。そのことをS子にメールすると、「あーっ、S子もコーちゃんとアンパンマン、富山の家に預ければよかった」と返信してきました。「アンパンマン!?」と私。かみさんは、クッティーと毎日寝起きを共にして、孫のようにかわいがっています。

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右:コーちゃん
左:クッティー
F子が国立へ遊びに行って
S子撮影

ponpon について

本と映画とパソコンと写真とお酒が大好き。
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