D&DEPARTMENTさんの古本まつりに出店しました

昨日(10/29)、D&DEPARTMENT_TOYAMAさんで開催された、「d market富山古本まつり」に出店してきました。生憎の雨天にも関わらず、ほぼ一日中お客様が切れない盛況振りでした。

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この写真は、開店一時間程前の、会場のワンショット。お店の入り口付近の、(怪しげな、いや)堂々とした御三人は、いまや北陸の古書店界では時の人、ブックエンド、オヨヨ書林シンタテマチ店、オヨヨ書林せせらぎ通り店の各経営者で、入り口真横のウチの店を見ているわけではなくて、入り口を挟んで隣の、D&DEPARTMENTさんのテイクアウトコーナーで、朝から「ホットワイン」を一杯やろうと、企んでいるところです。かくしてその企ては、この後実行に移されました。

今回、絵本専門古書店が二店のほかにも古本絵本に強いお店が多いので、ウチは絵本はやめて、文芸書と社会派新書の古本を中心にして品揃えをしました。その上私は、出店店主中二番目に高齢であることもあって、本好きなおっさんたちが寄ってきて、(絵本屋が長いので)久しぶりに文藝談義に(寒くて現実はそれどころではないのですが)花を咲かすことができました。
例えば一例を挙げると、福永武彦さんの文庫を手にとって、「ぼくの人生の愛読書で、1年に1回はこの本を読み返す」と唾を飛ばしながらいつまでもしゃべり続ける人とか(後でそこら辺、一生懸命拭きました)、本をもったままじ~っと動かないので、私がとても印象に残っている『廃市』の話を向けると、「この本より『廃市』の方がもっと暗くて、俺暗いの好き」と本をもったまま、またじ~っと動かないでいるかと思うと、途端に大林監督の映画を見たか話し出し、私が観てないと答えたものだから、出演者を次々と挙げて説明し続ける人とか、「この人の息子(池澤夏樹さんのこと)が~で、孫が~で…」と講釈する人や色々現れて、紆余曲折の末、結局のところその古本は、息子さんと一緒にふら~っと前を通りかかった中年のご婦人が、「あっ!あっ!この本ず~っと探しとった!」と大きくため息、一つ深呼吸をしてから、興奮気味に買っていかれることになりました。毎度有難うございます、福永武彦著『草の花』古本一冊150円也のお買い上げです。

今回出店した古書店は、古本ブックエンドさん、ひらすま書房さん、古書玉椿さん、デフォー子供の本の古本屋さん、古本と珈琲ジンジャーラーメンブックスさん、豆古書店さん、よこわけ文庫さん、古本サニーさん、それとウチあっちゅん堂の全部で9店です。
このほかにも富山市には何軒か古書店はあるのですが、今回出店のお店は、どちらもここ数年で湧いて出たように(失礼!)現れた、新しいお店で、経営者も若い方が多いのです。そういうやる気満々の富山市内の古本店が、一堂に集まった古本まつりでした。

それに比べ新刊本書店は、(あっちゅん堂の正体は、新刊本書店プー横丁です)前に「北陸日販会総会、北陸エリア書店販売勉強会へ行ってきました」(6月15日)で書きましたように、富山市からの出席者は中田図書販売さんとウチだけ、出席出版社さんは山のような中で。しかも、ウチが開店以来、富山市内の新刊本書店の新規開業は、数年前に開店されたA書店まで30年近くなかったのではないかと思います。その間に、ウチの周辺では、20数店舗あった新刊本書店は全てなくなり、そこへ巨大書店K書店富山店が現れて、街中で最後まで頑張っておられた超老舗S書店本店も閉店されることになってしまいました。

しかし、「日販担当者交代」(7月6日)でも書きましたが、私が「プー横丁」を開店した当時は、どちらの書店も売れに売れて、夜も眠れないという繁盛ぶりでした。どうにも本を仕入れることができずに困り果てていたウチでさえも、今となっては信じられないような膨張ぶりで、金沢店、高岡店、富山駅前店、於保多天満宮前店、清水町営業所、太閤山ランドにまで支店を出して、従業員の方にも来ていただいて、営業車も福井県まで走らせ、売りに売っていたのですよねぇ、ホントに信じられない!今となっては、跡形もなく消え去ってしまわれた、数十軒の書店さんが、売りに売った本、多くは好景気を迎えて戦後派や団塊の世代(ウチの場合は、その方々+みんな引き上げて行ってしまった、大手企業の富山支店に勤務しておられた転勤族のご家族の方々)が買いに買った本が、人生の終末期を迎えて、どっと!放出され始め、新しい形の古本屋さんたちを潤しているのでしょう。福音館書店の絵本は完全買い切りで、殆どの書店さんは置くことを嫌っていて、当時富山では東京のお土産に買ってきてもらうものというような位置づけだった頃に、ウチが開店して、どーぉん!と平積みで積み上げて売り出したものですから、当時はホントによく売ったと思います。だから自信を持って、今古本屋さんで売られている古本の絵本は、殆どウチが売ったものだろうと確信し、自負しています。

「d market富山古本まつり」に出店したら、何か絵本を持って来なかったことがバカバカしく思えてきて、やっぱり古本でも、絵本はちゃんと売っていこうと思いました。だって、ウチは元々ず~っと絵本屋で、30年以上も絵本を売ってきて、古本の絵本も何年も前から売っていて、福音館の絵本なら富山のどこのお店よりたくさん売ってきたはずだし、福音館の絵本のことを一番分かっている書店は、ウチなのだから、と思い直しました。

新刊本が売れないことには、古本は生まれないのです。古本は、どれだけ売っても、作家の生活を支えることはできないし、新しい作家を生み出すこともできません。本が未来に亘って出版され新鋭作家を輩出するためには、新刊書を売らなければなりません。
一方、子どもの本は、ロングセラーだとよく言われますが、時代に合わなくなって消えていく本や、売れなくなって絶版や再版未定になっていく本がどんどん出てきています。永く読み継がれていくべきはずの本が、もう出版し続けることができなくなって来ている訳です。
そういう意味では、例えば団塊の世代が親子で十分楽しんだ本が役割を終えて、次の世代の親子に手渡されていく手伝いができるというような古本屋の仕事は、とても魅力的です。
新刊本も古本も、しっかり売っていくことで、新しい本がどんどん生まれ、その本を大事にあたためていくことができるといえるのかもしれません。

「古本まつり」に出店していて、何回か耳にしたのが、「今の新刊本は高くて、話にならない」という声です。しかし、新刊本が高いから、古本を買うというのはどうでしょうか。今は団塊の世代終末期バブルで本は有り余っていますが、もうすぐバブルは弾けます。団塊の世代の跡には、街中書店が全部消え去った「失われた10年or20年」がやって来ます。新刊本を買わないわけですから、古本市場に供給される本は激減し、古本の稀少価値は高まり、「今の古本は高くて話にならない」から「kindle」で読むということになるのではないでしょうか。
少し前に亡くなられた文壇の大御所の本が、亡くなられてどれくらいもしないうちに、文庫本までも再販未定になって、「kindle」版だけになりつつあります。「kindle」版の古本(版)ってないですよね。
何か、本が限りある資源に見えて来たりして、石油みたいに。新刊を売らないで、古本ばかり売っていたら、高騰し、やがて枯渇してしまうかも。だけど、ちゃんと新刊本を売っていれば、限りない資源なのですよねぇ。

デジタル本に、絵本は向いているのではないかという意見がありますが、私はそうではないと思います。このことは、またまた別の機会にと思いますが、一例が絵本の版型です。絵本は、大きさがまちまちです。バラバラな分だけ、文化の高さだといえるでしょう。「kindle」の形を、その都度変化させるテクノロジーが開発されることがあれば、そのときまた考えます。

最後に、あんまり寒いのでD&DEPARTMENTさんからホットコーヒーの差し入れをいただきました。ほんとうに有難く、とても美味しかったです。何故か今まで、D&DEPARTMENTで注文して飲んだことのある飲み物は、アイスコーヒーばっかりでした。ホット、美味しいです。

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糸魚川で化石展を見てきました

糸魚川へ「糸魚川の化石展」を見に行ってきました。この展示会は、「糸魚川の町屋文化を守り伝える会」(児童文学作家の小川英子さんが代表をしている)が、糸魚川市本町の旧倉又茶舗(小川さんの生家)を会場にして開催しています。で、本当のことを言えば、私は化石のことは全く分からない門外漢で、この会場の中に木村太亮さんの壁画があるというのと、木村さんの恐竜カードが販売されているというのを目当てに、それと会場のお向かいが「加賀の井」の蔵元さんであることなどなどに突き動かされて、「糸魚川の化石展」最終日の前日に、急遽「明日出掛ける」と決めました。

今日は暑いぞと確信させる7月末日の早朝、富山を出発。糸魚川についた午前9時半ごろで、もう大変な暑さでしたが、本町の通りに入ると冬の豪雪のための雁木が、この強い日差しを遮ってくれて、歴史を感じる町屋づくりと相まって涼しくさえ感じます。その雁木通りを歩いていくと、「糸魚川の化石展」の立て看板が見えてきました。入り口が開放されていて、明るく入りやすい雰囲気です。まだ、開場早々という感じで、パンフレットを揃えたり、蚊取り線香に火をつけたり、お茶の準備をしたりと忙しく立ち働いておられる最中の、旧倉又茶舗の家主で、児童文学作家の小川さんが、笑顔で迎えてくださいました。
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早速、化石の説明になって、フォッサマグナの糸魚川地域に限らず、富山県も化石の宝庫で、「おわら風の盆」の八尾町辺りは、化石の上に街があるといっていいくらいだそうで、へぇ~初めて知りましたって感じ。展示されている化石は手に取って見ることができて、まあるい泥団子のようなものがいくつも展示されていて、そういう形のものは中に化石が入っているそうで、それぞれ真っ二つに切断されていて、開いて中の化石を見ることができました。その中の一つに、二枚貝の「フナクイムシ」の化石があって、「えっ!今年の春に古町の居酒屋「五郎」で、確か「フナクイムシの刺身」って説明受けたと思うんですが、食べましたよ。美味しかったですよ」って思い出したのですが、小川さん「えっ!ほんとに食べれるの」と化石のフナクイムシを見ながら不思議顔。化石展のスタッフの方にお聞きしようと話していたところに、糸魚川ジオパーク認定ガイドのFさんが現れて、「たぶん食べたのは、フナクイムシでしょう」との回答。私の情報が正しそうなのには、ほっとしたのですが、化石を見ながら、コレたべたのかなと思うと複雑な気分になりました。
この後Fさんは、けっこう長時間にわたって、化石のこと、化石の歴史的なこと、地理的なこと、日本列島が形作られてきた過程、フォッサマグナのことなどなど熱心に分かりやすく説明してくださいました。フォッサマグナという言葉は知っていましたが、今まで全く違う理解をしていて、フォッサマグナのお話にはとても興奮しましたし、化石の魅力も少しは理解できたかなと感謝しています。「先達はあらまほしき事なり」であります。

Fさんのお話に夢中になって、木村太亮さんの壁画を見に来た第一の目的を忘れるところでした。小川さんにお願いすると、町屋の奥に案内してくださいました。お店だったエリアから通り土間に入ると、立派な吹き抜けの天井があり、流し場には井戸が生きていて水道水と冷たさ比べができます。奥に広い町屋づくりをず~っと入っていくと、中ごろに内蔵があって、住居エリアがあって、その奥に広い土間があって、本日のイベントのためのブルーシートが敷かれていたのですが、その壁面に目的の壁画がかけてありました。壁画は切り絵で創られていて、本日のイベントと同じように、ワークショップを開催して、木村さんと子どもたちが、木村さんの用意したオリジナルの彩色紙を使って創り上げたものなのだそうです。一つ一つの魚やフクロウの形や表情が面白く、子どもたちが木村さんとのびのび創り上げたのだろなぁという様子が窺えました。
とても楽しい化石展でした。
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「糸魚川の化石展」会場、旧倉又茶舗を出て時計を見ると、正午をとっくに過ぎていたので、斜め向かいにある、木村さんも入ったという、「そば処泉屋」さんでお昼にすることにしました。注文は、ざるそばです。妙高山麓のそば畑で収穫した霧下のそば粉で打ったそばだそうで、とてもおいしいそばでした。春に深大寺の「一休庵」さんで十割山菜そばと天ざるそば(十四代呑みました)をいただいて以来の、本格的そばって感じです。ただ、薬味が(たぶん)ネギ坊主(の乾燥野菜)がまるごと二個付いていて、これは初めての経験です。私は百姓なので、ネギ坊主というのは、ネギ栽培のピーク時を意味するもので、出てくるとこれば採ってしまいます。てんぷらにして食べると美味しいらしいのですが、大半は「石油を作る」と冗談を言って、草と一緒にたい肥作りへ。糸魚川では、そばの薬味にネギ坊主を使うのですね、処変われば、ですね。まるごとはちょっと苦いので、刻んでもらった方がイイかなぁ。
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「そば処泉屋」さんを出たら、次はお隣の「加賀の井」さんです。今回で、三回目になります。今回も買い求めたのは、「加賀の井純米吟醸4合瓶」(1,404円)で、3回とも同じものです。三女が新潟大学に入学して引越しの帰りに、長女が大のファンの高橋留美子さんのアニメキャラクターの付いた「ふじの井」さんの日本酒をお土産に持ち帰ったところ、歴史好きの長女が、「新潟なのに「加賀の井」というお酒があってね、加賀の殿様が~云々」と講釈を始め、それを聞かされた後、次に新潟へ行ったとき「加賀の井」を買い求め、家に帰り呑んでみるととても美味しく、私が日本酒ファンになるきっかけになったお酒の一つです。ただ、生憎新潟へ出かける時、糸魚川通過は、早朝か夜間になってしまい、「加賀の井」さんになかなか立ち寄ることができません。とても残念です。
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それと、早朝富山を出て、真っ直ぐ糸魚川本町へ向かったかのように書いていますが、実はその先に、糸魚川押上の「雪鶴」蔵元へ。蔵元のホームページの案内では朝8時から営業とあったので、早く着いたら行ってみようと決めていました。訪ねると、(たぶん)蔵元夫妻とお孫さん、店内お掃除中、でもあっさり入れてもらって、「どちらから来られました」「富山です」「富山なら美味しいお酒、いっぱいあるじゃないですか」から始まって、直ぐに打ち解けて、何か近所の豆腐屋さんに朝餉の味噌汁の具を買いに行ったみたいに、「雪鶴純米吟醸無濾過生原酒4合瓶」1,458円を買って来ました。こちらの酒蔵を訪ねるのは、今回初めてです。雑誌や日本酒関係の本にも取り上げられている、けっこう有名な蔵元さんなのですが、蔵元だからといって私のような日本酒が好きなだけの素人庶民を見下すでもなく、また客だからといって変にへりくだることもなく、普通に接して下さる、新潟へ来るといつも感じるこの水平志向が、私はとても好きです。
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本当に、富山や金沢で、専門店で日本酒を買うの、精神力要ります。
酒に限らず。
専門店経営するのも。

 

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ひらすま書房さん OPEN

富山で人気の、古本・リトルプレス販売の「ひらすま書房」さんが、今日(7月9日)旧小杉郵便局(射水市戸破にある大正時代建造物)で、OPENです。おめでとうございます。とにかく、建物がイイ!そして、その建物に、「ひらすま書房」がバッチシ!マッチしています。「ひらすま書房」さんちがあるところは、荒町商店街といって、旧北陸道沿いの旧小杉町きっての超老舗界で、近くには「竹内源蔵(鏝絵)記念館」もあり、射水市の観光スポットになりそう。私の家の近くで、歩いて行ける距離にあるので、うれしいです。

建物と放浪書房さん

建物と放浪書房さん

18:00~のオープニング・イベント「放浪書房」さんのトークライブに間に合うように、お店に入ると、いっぱいのお客さんです。店内は明るく、この建物ならではの面白い作りになっていて、落ち着いた雰囲気で、何かのんびりとした気分になりました。
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「放浪書房」さんのトークライブには、満席の入り、挙手アンケートでは、「放浪書房」と聞いてやって来たというお一人を除いて、すべて「ひらすま書房」さんのお客様。「ひらすま書房」さんの日常活動の厚みを実感しました。
「放浪書房」さんは、言うなれば「ひらすま書房」さんのお師匠さん。この道に引きずり込んだ張本人だけあって、「小商い」の秘訣、秘伝は見事なもの、「小商い」免許皆伝トークでした。明日から「コアキーナ」で「小商い」を始める人が続々と現れてくるのではという迫力でした。
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交流会では、お隣の「風景と食設計室ホー」さんよるスナック菓子、野菜の漬物?による食のインスタレーション。ドリンクに、ハートランドビール選んじゃって酔ったせいですか、写真撮るの忘れました。

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日販担当者交代

ウチの日販の担当者さんが変わりました。日販は担当者が目まぐるしく変わります。交代して他の支店に異動されたのかといえば、必ずしもそうではありません。仲良しの人が支店内に増えていくということにもなります。どうも、担当が変わったのは一カ月程前だったみたいなのですが、カミさんが年間定期購読キャンペーン(雑誌を定期購読申し込みすると1か月分無料になる)のことや何やかやと(結果的には)前担当者宛に次々と問い合わせをするものだから、早くあいさつに行かなきゃダメだよということになって、電話で予告があっての7月5日来店になりました。
今度の担当者のGさんは、実は中堅取次「T社」の前北陸支店長さんです。「T社」さん大変なことになっちゃって、日販北陸支店さんに再就職されたのですね。経験豊富な方なわけで、いろいろ助けてもらえればと思います。
「T社さんといえば、「クレヨンハウス」さん、帳合は「T社」でしたよね、先日落合恵子さん、富山においでになって、ウチが即売したんです」、とついうっかり(本当に、ついうっかり)30年位前の話をしてしまい、Gさんも一瞬ドキィ!とされた様子に見えましたが、「東京にいた頃しばらく担当したことがありまして、もちろんご本人(落合さんのこと)にお会いしたことはありませんが、男じゃなくて、女性の担当者を寄こしてくれって、いわれちゃったりしてぇ」と苦笑いしておられました。落合さんちほどになると、取次との交渉は社長がお相手だったようで、著書の中で、取次の社長とやり取りした経過を書いておられます。だから、Gさんは、落合さんには会えなかったわけで、私にしても、日販の社長さんにお会いしたことなど一回もありません。「ついうっかり話してしまった」ことで、私の30年程前の苦い記憶を呼び覚ましてしまい、またGさんも、年の頃が私とそう変わらないと思いますので、まだ若い駆け出しの営業マンとして、つらい思いをされたのではないかと思いました。

私がプー横丁を個人創業したのは、昭和56年10月26日、26歳の時です。富山市清水町にあった醤油醸造所の豆蔵倉庫後を借りて、無店舗外商書店から始めました。(余談になりますが、我が家は、祖父の時代は醤油醸造業だったらしく、それが原因なのかどうかは知りませんが、何軒かの夜逃げした家の保証人になっていたりして、私が物心つく頃はまったく跡形もなく、しかし私は小さい時から「しょうやのぼうやちゃん」で、恐ろしいことにウチのカミさんもお嫁さんに来てからずっと「しょうやのねえちゃん」(もう何十年前の話?)で、「うちは「本屋」なのに、なんで「醤油屋」なが」と笑っていますが、醤油屋の倉庫から仕事を始めたのは、何か不思議な縁でした) 太田口通りに店舗を開いたのは、翌年の7月1日です。
私の本屋の最初は、福音館書店代理店こどものとも社社グループの3次代理店から分けてもらうことから始まりました。3次代理店からなので、1次代理店がいくらピンハネしているのかわかりませんでしたが、2次代理店で5パーセントのピンハネ、3次代理店で3パーセントのピンハネで私のところに入ってくるので、福音館書店の絵本でやっと2割の利益で、岩波書店が95掛け、1000円の本を売って50円、至光社に至っては98掛け、1000円の絵本を売って20円の利益でした。例えば、何とか図書館さんにお願いして買っていただけることもありましたが、ラベルを貼ったりカードを付けたり、ブッカーを掛けたりするするサービスができなかったので、5パーセント引きで勘弁してもらっていましたが、岩波書店の絵本をお買い上げいただいた場合ですと、95掛けマイナス5パーセント引きで、1000円の本をお買い上げいただいて利益が無いという具合、保育所や幼稚園でもご購入いただきましたが、大手の保育書出版社代理店さん各社がしっかりお出入りしておいでで、10パーセント引きは当たり前という状態の中、ここでも5パーセント引きで勘弁してもらっての販売で、そんなことをやっていました。至光社であれば赤字です。
ところが、お店の開店から1年余り過ぎた頃、3次代理店が2次代理店との契約を打ち切って、こどものとも社グループから抜けて、福音館書店と直接代理店契約を結ぶということが起きました。このことで、福音館書店の絵本の掛け率は5パーセントも下がったのでうれしかったのですが、福音館書店以外の出版物を殆ど仕入れることができなくなってしまいました。この3次代理店から福音館書店1次代理店になったところは、もともと文房具の納品屋さんなので、ほかの出版社さんの本が仕入れられなくても影響が少ないのですが、店を開いている私には大問題です。
当時は、富山の街中にはたくさんの書店があって、太田口通りから数百メートルの範囲にさえも、東西に好文堂、清明堂、瀬川書店、文鳩堂、中田図書、南北に清文堂、文泉堂、上野書店、大場書店、フタバブックス、ひまわり書店、他にもまだ何軒かあって、そのうえ古本屋さんも、南陽堂、今井書店のような老舗から、名前忘れちゃったのですが私がよく利用した堤町通りの古本屋さんとか、太田口通りには古書店チェーン貴文堂の本店があり、どちらも大賑わいで、それこそ中でもひときわ小さい、6坪くらいだったと思うのですが、「T社」帳合のB堂さんでも、百科事典や文学全集の注文が入って入って、荷物を捌くのに夜も眠れないと言っておられたことを覚えています。そんな時代背景の中で、本を仕入れようにも、全く仕入れる方法がありません。今、街の本屋さんたちや新興出版社さんたちが、いろいろ工夫して、新しい本の流通の試みに挑戦しておられ、ウチも興味津々ですが、当時の既存の書店さんたちには、全く要らないことだし、既存の本の流通に、少しのほころびも生まれてはいませんでした。ましてや、私の場合は、児童書専門店です。誰も相手にしてくれません。
時は年末年始を目の前にした11月、クリスマスは、店売も外商も最大の書き入れ時です。年が明ければ、新学期の採用決定期、学校巡回が控えています。何とか本を手に入れることができないか、できれば正常なルートで、普通の掛け率でと、必死の思いで出かけて行ったのが、当時金沢市の近江町市場の近くで、金石街道沿いにあった、「T社」北陸支店でした。

「T社」北陸支店へ行くと、S支店長さんにお会いすることはできたのですが、全くの立ち話で、開口一番、「児童書専門店は、ダメ。そんなものやれるはずがない。落合恵子のクレヨンハウス、あそこうちなんだけど、切っちゃたよ」と自慢話のようにはなされました。何か私が悪いことをいているヤツというように見下して睨んでおられるので、なかなか話になりません。もう帰れ、という対応だったのですが、簡単に引き下がることができないこちらの事情があるので、全て注文品であることや、採用品が多いことなど話して踏ん張って踏ん張って、やっとその都度現金決済で取引してもらえるところまで話がまとまりました。ちょうどクリスマスプレゼント採用の受注、「たこをあげるひとまねこざる」53冊を持っていたので、それを発注して、ホットして、内心ワクワクして帰りました。1週間ほどして、「T社」のジーパン姿の若い社員が、ウチの店まで配達に来てくれて、約束通り代金をその場で現金で支払いました。掛け率は、今日販で仕入れている掛け率より1パーセント高いものでしたが、当時は店に配達してもらえて(福音館書店代理店こどものとも社社グループの仕入れは全て3次代理店の方へ取りに行かなければならなかったので)、普通の掛け率だったので、本当にうれしかったです。外はもう暗くなっていて、外商から店に戻ったところにその配達があって、今でもその時のうれしかったことをしっかりと覚えています。そして、その本が届くまでに受注したクリスマス採用の本や、そのほかの諸々の注文の本を書き出したリストを、その若い社員に手渡したのですが、鼻で笑ったような仕草をしたので、何か嫌な予感がしたこともしっかり覚えています。
そして、翌日「T社」北陸支店のS支店長から電話があって、いきなり怒鳴り声で、要するに「採用品のように同じ本を何冊もまとまったものなら用意してやってもいいが、こんな細かい注文品を用意しろというのか、バカヤロー!」ということなのですが、何を言っているのかわからない大きな怒鳴り声と、木で鼻をくくるような嘲笑と、バカヤローの繰り返しで、私は何も「T社」に損害を掛けたわけでもないはずなのですが、まだ20歳台だった私には、黙って電話を切ることしかできませんでした。「T社」とはそれで終わりです。

このとき、私は落合さんちの「クレヨンハウス」が、本屋としては動脈ともいえる取次帳合を、支払いの遅滞のために切られたことを知りました。驚きでした。ショックでした。児童書専門店を始めたばかりで、本の仕入れに困りはてている私には、落合さんちの「クレヨンハウス」は最高峰の存在なだけに。本屋をやるということは、本当に大変なことだと思い知ることになりました。大半の人は、これで終わりですよね。
しかし、落合さんはすごいです。たぶんこの「T社」との事故に取り組む中で、「子どもの文化普及協会」を設立されたのだと思います。強い人です!

「T社」の件からまた1年くらい経って、今度はウチが、3次代理店から1次代理店になった福音館書店代理店から取引を切られることになりました。本屋としてのウチの動脈の切断です。私の生活権にも係わることだと思います。契約当初に在庫を買い取らされていましたし、抱き合わせ販売の商品もたくさん買い取らされていたので、いくらかの商品を返品したことが原因となって、訴訟にもなりました。私が破産寸前に追い込まれた第1回目です。

このとき、「T社」の件もあり、おっかなびっくりで、しかし後がない状態で、金沢市長土塀の日本出版販売(株)北陸支店を訪ねました。当時、私がお客様からいただいていた、雑誌1,500部ほどの定期購読を、現在の取引先から切られたので用意してほしい、という言い分です。対応していただいたのがK課長さんで、ふくよかな体格でニコニコ私の話を聞いてくださって、すぐにOKが出ました。もうカチカチになって話していた私には、あまりにもあっけない成り行きに、もっと早く来ていればよかったとさえ思いました。
その時から、もう30年近く日販さんは、辛抱強くウチを支えてくださっています。もちろん、支払いができない月というのも何度もありました。そんな時は支店長に聞こえないように、担当者が支店の4階の奥の方にあるソファーのところまで私を連れて行って、いろいろ対策を考えてくださったりして、何とか乗り越えてきました。担当者さんは、その月の会議の時は、ウチのせいで支店長から叱られておられるはずで、ご迷惑をおかけしました。今後ともよろしくお願いいたします。

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土木会議に行ってきました

7月1日から、うちの店では、「大地のめぐみブックフェア」を始めています。うちのカミさんが昨年から温めていた企画で、各出版社さんにもご協力いただき、Facebookでも「いいね」していただいたり、過分のコメントをいただいたりと、とてもうれしく思っています。
という訳で、私も「大地のめぐみフェア」に協賛の意味で、7月3、4日と泊り掛けで、高岡市雨晴温泉「磯はなび」で開かれた「土木会議」に行ってきました。私は昨年から土木委員なのです。
「雨晴海岸」は、「白砂青松百選」・「日本の渚百選」の一つで、昔源義経が雨を晴らしたという「義経岩」を前景に富山湾越しに見る立山連峰の雄大な眺めは絶景で、「磯はなび」の露天風呂から見ることができます。
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「土木研修会」は、地下1階の会議室で開かれ、「稲作管理」のいろいろな事柄について指導があったのですが、大半が「カメムシ」対策に当てられました。今年の「カメムシすくい取り調査」では、平年の3倍、昨年の2倍発生しており、草刈り、耕起、大麦後の作付など徹底した対策が強調されました。
ちゃんと研修受けてきましたよ、という証拠に写真をパチリ。酒飲みに行っただけではないのです。
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やっぱり研修会のあとは、ゆっくり温泉に入って、あとは親睦会です。親睦会に出たお酒が「磯はなび」オリジナル。「三笑楽」さんの造りで、とてもおいしいお酒でした。オリジナルなので、「特定名称」が記載されてないのが残念でした。
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「磯はなび」は、JA共済の施設ですが、百姓でなくても利用できますので、ぜひ。とてもいい温泉です。(#^.^#)

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こぐま社さん タイムリーに来店

今日(6月20日)、こぐま社の前社長吉井さん来社。ちょうど電車通り側入り口に、「こぐま社50周年フェア」を展開中だったので、グッドタイミング。日頃お世話になっているので、恰好が付きました。(#^.^#)
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私は外に出掛けていたので、カミさんがお相手をいたしました。先週ニイガタブックライトへ出掛けたことや、昨日京都に行って来たことなど話すと、「新潟は元気ですよね」と、張り切っている英進堂書店さんのことや、昨年「柳原良平」さんが亡くなられたとき、北書店さんから追悼のフェアをやりたいという申し出があって、うれしかったことなど話されたようです。北書店さんのツイッターでも、当時そのことを頻繁に載せて、大型絵巻絵本『船』の復刊を知って即行で予約したことや、佐渡で行われる本のイベント「ハロー!ブック」に佐藤さん(北書店店主)がゲストとして招かれていて、復刊がそれに間に合わないと思っていたのに、間に合って、すごく嬉しいと書いておられたりした。「柳原良平」さんは佐渡汽船の名誉船長さんだったそうで、佐藤さんもことのほか力が入っていたのでしょう。こぐま社さんからは、『船』のほかにも『かおかおどんなかお』や『やさいだいすき』など出版されています。
京都については、「三月書房」さんのすごい選書については、よく分かっておいでで、「やっぱり、京都大学をはじめ、たくさんの大学がありますからねぇ」との解釈。「誠光社」さんや「ホホホ座」さんについては、よくわかっておられないみたいで、今盛んな街の本屋さんの新しい動きは、児童書出版社さんにはちょとちがうのかなぁ、という感じです。
北陸日販会のところで児童書出版社さんの出席が少なかったことを書きましたが、16日には理論社さんも来店されており、巨大書店の集まりはともかく、児童書出版社さん、時期的なこともありますが、全然元気です。

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京都の誠光社、三月書房、恵文社一乗寺店、ホホホ座へ行ってきました

今、私たちのような街の本屋で、最も賑わしいのが京都の街の書店さんたちです。一度出向いて見てきたいと、ずーっと思っていたのですが、ちょっと時間が取れそうなので、暑くなる前に、祇園祭が始まる前にと、天気予報を睨みながら、6月19日に出かけることにしました。週間天予報は、曇り。前日の予報も、曇り時々晴れ。のはずが、大津に入ったころから降り出して、京都は終日土砂降り。これって、誰のせいなの?
朝早く着いたので、先ずは雨の中を「哲学の道」散歩。「大豊神社」の祭礼が近いようで、あちこちの家の前に「お神酒」の振舞札。「大豊神社」には珍しい「狛鼠」さんがいましたよ。
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いよいよ出発。先ずは、日本一の有名書店恵文社一乗寺店の前店長堀部さんが、昨年冬に独立開業した「誠光社」さん。英米文学、文化が得意という感じで、やっぱし超かっこいいお店です。棚も一梁ごとに特徴的にまとめられていて、隅々まで考えられた棚づくりです。午前10時の開店早々、雨の中にもかかわらず、たくさんのお客様で賑わっておられました。今はどうしても、現在の恵文社一乗寺店とよく似た雰囲気を感じてしまうわけですが、これからどう展開発展され、どう突き放していかれるか、私も勉強させてもらえたらと思っています。
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次は、京都の有名書店「三月書房」さん。青学の福岡伸一さんも、「究極の理想の本屋」と激賞の本屋さんです。本当にすごい選書で、どの棚の前に立っても、その重厚さに圧倒されます。こちらは、店名も有名ですが、店主さんも歴代有名人です。その店主さんがお一人で切り盛りなさっておられるはず。時代に実効性のある新刊本からずっーと読み継がれていくべき既刊本を、決して文科に限らず様々な分野で、しかも決して広いとは言えないスペースに収める、このすごい選書をお一人でなさっておられる訳で、本当にこんなことができるんだと、恐れ入ってしまいました。私は本屋なので、今日配本になる本が分かります。出版予告で私の店にも置きたいと思っても、ここまでガッチリとしたテーマの本を置けるだろうか、そういう読者をうちは持っているだろうかと悩んでしまうような本が、しっかりセレクトされて、今日入ったばかりのはずなのに、ずっと定番になって棚差しされてた本の中に、まるで今までもそこに置かれていたかのように、当たり前の顔をして収まっているのを見て、私の店でもこんな風に本を並べれたらなぁ、と羨ましく思いました。私も、こちらのような街の本屋になりたい!
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次は、超有名店「恵文社一乗寺店」さん。日本中の本屋さんや出版社さんたちが「恵文社一乗寺店詣で」と押しかけて来るお店で、私も念願が叶い、善光寺詣りかお伊勢詣りができたような気分になって、これで本屋仲間の話題にも、付いて行けるという次第です。
「えいでん」一乗寺駅からお店に向かって歩いていると、いつの間にか周りに女の子たち連れがぞろぞろ歩いていて、みんな「恵文社一乗寺店」へいくのかなぁ、って感じ。店に入ると、山のようなお客様で、若いアベックとか女性客とかでいっぱいです。店内は、とても広く、コーナーを区切ったように、本棚、平台、雑貨棚、販売テーブルが、いろいろな形で展開されています。コ―テージでも、催し物が開催されていて、たくさんの人でとても賑やかで、人の流れが速く、若い人たちの活気で溢れたお店でした。堀部さんが店長だった頃のお店も見ておきたかったなぁ、と思いました。
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最後は、「ガケ書房」から新しく移転、改名して昨年春に開店された「ホホホ座」さん。先日のニイガタブックライトにもおいでだった山下さんちのお店です。私は、「ガケ書房」の頃を知らないので、今のお店は「本屋さん+雑貨屋さん」です。私の店も、20年程前までは、「絵本+木のおもちゃ+ファンシーグッズ」で、子ども雑貨の店だったので、何か店内に入っただけで、楽しい気分になりました。山下さんはご不在だったのですが、明るい雰囲気の女性店員さんがお二人おいでで、早速大量購入のお客様が現れて、おっ!すごい。うちの店なら、しめしめとばかり、店は閉めちゃって、帰っちゃていいかもと思ったりして。ファンのお客様がおられるんですね。
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実は、あと何軒かの本屋さんを見て回ることにしていたのに、「三月書房」さんで無茶苦茶時間を費やしてしまったので、今回はここまでになりました。それと、実は本屋さん巡りに合わせて、「ちりめん山椒」屋さん巡りをして、酒の飲み比べならぬ、「ちりめん山椒の食べ比べ」をひそかに計画していたのですが、四条へ行くのを諦めたことと、「誠光社」さんから「三月書房」さんへ行く途中にあるはずだった「ちりめん山椒」屋さんが見当たらず、この計画は全滅してしまいました。「おたべ」も買いたかったのですが、これもダメ。
しかし、京都へ行ったので、やっぱしお酒買いました。「三月書房」さんのすぐ近くにある、「富屋」さんで、「澤屋まつもと 守破離 純米酒4合瓶」(1,182円)、「純米吟醸 城陽300ml」(810円)
です。

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北陸日販会総会、北陸エリア書店販売勉強会へ行ってきました

金沢都ホテルで開かれた、日本出版販売(株)の勉強会(6月14日)に行ってきました。出席の書店さんは、紀伊國屋書店北陸地区販売部さん、紀伊國屋書店金沢大和店さんをはじめとした巨大書店さんと、郊外に巨大店舗を展開しておられる地元老舗書店さんの方々で、「絶滅危惧種・個人新刊書店屋」(前回6/13ブログの「ニイガタブックライト 一箱古本市in現代市に行ってきました」参照)は、私だけ。第一部の会場である7階鳳凰西の間に、所狭しと集まっているのは、出版社さんばかりで、書店は数えるばかり。お隣の席のS市のI書店さんも、「いやぁ、いっぱい集まってるなぁ。今年は多いみたいだよ。出版社さん、ヒマなんかなぁ」とニコニコ。写真をパチリ撮って「証拠写真残しておかんと。ちゃんと勉強してきたのか。どっかで遊んできたんじゃないのかと言われないためにねぇ」とニコニコ。そこで、私もパチリ。
会場は、向かい合わせにテーブルが2列に組まれ、1列は大手の出版社さん、もう1列は書店で、それを取り囲むように椅子席がずらーっとあって、全て出版社さん。もうこんなに少ししかいなくなっている書店に、こんなにたくさんの出版社さんがやって来て、どうするのだろうと、お前は関係ないのだよと言われそうな心配をしてしまいました。
私が北陸日販会へ入れてもらった30年ほど前は、総会といえば粟津温泉の「法師」や片山津温泉の「矢田屋」で開かれて、北陸の街々の地元書店さんがたくさん集まって来て、とても賑やかで、記念講演会にせっかく来ていただいた偉い先生方のありがたいお話を、硬い固いとぶつくさ言って、酒飲むことしか考えていない本屋のおやじどもに、酔った勢いで大量発注させようと必死の出版社さんたちと、とてもたのしい集まりでした。
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そこで勉強会の話ですが、第一部のテーマは、「文庫ジャンル販売勉強会」。新潮社さんからは、文庫販売全体の7割が、文芸春秋さんからは6割半が棚から出ているとのデータ発表があり、欠品の補充が販売増につながることが分かったが、出版社別でなく、作家別に棚づくりしている書店では、どう欠品補充するのかという問題、また作家別の単行本の棚の中に文庫本を混ぜることによって回転率が上がった例が紹介されると、全体としての販売額が下がるのではという問題提起もされました。(もちろん、この他たくさんのディスカッションが行われたのですが)
これって、デカ過ぎる本屋さんの課題なんですよね。広大な文庫売り場に山のようにあるタイトルの文庫を、補充発注するときは、やっぱり出版社ごとなのです。それを作家別に並べていたら、とても出版社別の発注などできるものではありません。そこで欠品はそのままということになります。紀伊國屋書店富山店さんも、出版社別棚づくりをしておられます。
ところが、2日前にニイガタブックライトから帰ってきたばかりの私には、あまりに住む世界の違いに苦笑いするしかありません。迷惑かもしれませんが、あえて私たち「絶滅危惧種・個人新刊書店屋」(ニイガタブックライトのメインスタッフKさん言、6/13ブログ・参照)はとくくらせてもらうと、作家別テーマ別の棚づくりが当たり前。出版社別棚づくりができるようなスペースもなければ、預からせてもらえるはずもなく、仕入れる資金もありません。1冊1冊選んで発注するしかない「絶滅危惧種・個人新刊書店屋」には、単行本と文庫本の混在棚も当たり前なのです。超有名書店、千駄木の街の本屋さん「往来堂書店」の、 安藤哲也さんが創った「文脈棚」も、ある意味混在棚ですよね。街の本屋が毎日やっていることが、巨大書店では、ディスカッションのマジ!テーマになっちゃうんですね。巨大書店の「生まれいづる悩み」ということでしょうか。
つづいて、「店売部門」と「外商部門」に別れて、各出版社からの制限時間一分間の最新情報の説明会です。私は、「店売部門」に参加したので、飛翔の間に移動です。今回気になったのが、児童書の出版社が殆ど来ていないことです。参加はポプラ社さんとくもん出版さんだけだと思います。30年前は、たくさんの児童書出版社が参加していて、岩崎書店の社長さんがその時の最長老で、出版社を代表して挨拶されたのですが、その誠実な出版姿勢に感動したことを覚えています。巨大な売り場面積を競う大型書店や、郊外に巨大店舗を多店化競争する書店の中で、遊び場化する児童書売り場と粗雑に取り扱われる大量在庫が、もしかして児童書出版社には負担になって来ているのかもしれないと思ったりして。
第二部は、鳳凰東の間に移動して、日販グループ方針発表。これマル秘です。
第三部は、パッと懇親会なのですが、明日の仕事の関係で車で来たかったので、今回は欠席。
いっぱい勉強して、巨大書店ばかりの中で、「絶滅危惧種・個人新刊書店屋」ではありますが、よし!がんばるぞと気持ちを新たにしました。

いつの間にか久しぶりの金沢になってしまっていて、どうしても寄って来たいと思って、オヨヨ書林新竪町店とオヨヨ書林せせらぎ通り店に、汗だくになって行ってきました。オヨヨ書林竪町店は行ったことがあるのですが、オヨヨ書林新竪町店は今回が初めてです。オヨヨ書林せせらぎ通り店も初めてで、ここは北陸新幹線開通のコマーシャルで、蒼井優さんが自転車でやって来た有名店です。富山で朝配達の仕事などしてから金沢に出かけたので、スケジュールがタイトになってしまい、落ち着いて訪ねてくることができませんでした。とても残念、また行きます。
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金沢へ行ったので、やっぱりお酒買いました。「池月純米酒4合瓶」(1,458円)、「ほまれ純米吟醸酒4合瓶」(1,260円)です。「ほまれ」は「遊穂」の蔵元の純吟です。「遊穂」は富山でも買えるのですが、これは見ません。金沢のお酒は、すごいです。「菊姫」や「天狗舞」はものすごく有名ですが、新潟や富山のような淡麗辛口ではありません。「水の如し」ではもちろんありません。たしか「天狗舞」の中杜氏が、能登四天王ですが、「富山のような綺麗な酒は造らない」と言っておられたと思うのですが、あほな性悪が綺麗じゃなければ汚いお酒ですかと突っ込みそうですが、芳醇な美味い酒という意味だと思います。ほんとに濃い味で、純米酒は古酒のような風味です。富山大和のお酒の販売担当者の方が、「富山の方に、金沢の酒をお勧めすると、後でこの酒、腐っとるといって返品に来られるのに困る」と話しておられたことがありました。私自身、新潟で淡麗辛口、水のようなお酒を呑んで、美味いと思ったのが日本酒にのめり込む始まりで、今でも水のような日本酒が呑みたいわけで、初めて「菊姫」を買ったとき、その味わいの複雑さに驚いて、これは私のような素人が呑むものではなくて、玄人が味わうお酒なんだと思いました。加賀百万石の長い太平楽の中で、匠の技が加わってないものは面白くないと思う気持ちが、金沢の人たちにはあるのではないかなぁと感じます。私の命の恩人ともいえるHさんから、毎年年暮れに「天狗舞山廃純米大吟醸」をいただくのですが、私の購入限度額をはるかに超えるお酒なので、毎年ありがたくいただいているのですが、これくらいグレードの高いお酒ともなると、洗練された匠の技の奥深い味わいというのでしょうか、言葉で表すことができないものがあります。
4月に仕事で新潟へ行くことがあって、帰りのえちごトキめき鉄道「特急しらゆき」から北陸新幹線に乗り換えるのに、上越妙高駅で「水のような淡麗辛口な酒は決して造らない」で評判の「かたふね純米吟醸酒4合瓶」を見付けて買いました。一度呑んでみたいと前々から思っていて、さぞかし金沢の酒のようにくっどい味なのだろうと期待して飲んだところ、私にすれば全く新潟グループで、とてもおいしい酒で、これから機会があれば積極的に購入したい、「久保田紅寿」や「鶴齢純米吟醸」や「緑」や「龍躍・竹林爽風」と同じ淡麗辛口、つまり「水」としか思えませんでした。近くの「吟田川」などよっぽど「水」じゃない。「水」じゃないのは、何といっても金沢のお酒です。

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ニイガタブックライト 一箱古本市in現代市に行ってきました

去年に続いてニイガタブックライト ‐一箱古本市in現代市に2回目の出店をしました。週間天気予報では開催当日(6月12日)は、雨天。前日まで気をもみましたが、何のことはない当日は快晴、夏日。うだるような暑さ、去年に続いての猛暑です。こんな暑い中でも、引きも切らないお客様。やっぱり、新潟の一箱古本市は、すごい!これだから、今春新潟大学を卒業して、とっくに娘はいなくなっている新潟へ、お隣に出店しおられる、鎌倉からお越しの「サルトリイバラ」さんからも、「隣県といっても、そんなに簡単に来れるんですか?」と言われちゃうのですが、やっぱり来てしまうのです。
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 今年の一箱古本市のゲストに、もちろん南陀楼綾繁さんはおいでなのですが、京都の山下さんが、「出張ホホホ座」で出店しておられました。前日は、北書店で山下さんと佐藤(北書店店主)さんの記念トークがあって、ニイガタブックライトのメインスタッフであるKさんの解説では、「絶滅危惧種・個人新刊書店屋さん東西両雄の対決」とのこと、とても盛り上がったようです。私は、「「絶滅種のはずがまだ生息していた・個人新刊書店屋」なので、店を休業して、「そんなに簡単に来れる」わけではないので、残念ながらお聞きすることができませんでした。そのほか、蔵前の『HAB』の版元 「H.A.Bookstore」さんも出店しておられて、少々商談などしてしまって。
今年の一箱古本市の出店は、全部で50箱余。去年から比べると10箱ほど少ない感じ。ニイガタブックライト ‐一箱古本市の開始当初は、80箱を超えていたとのことなので、大したものです。去年お隣だった、「古書 雑踏」さん、今年は欠席で、残念。今年もお隣になれないかなぁと、お会いするのを楽しみにしていたのですが。あと、上古町の「むすびや百(もも)」さんが出店されるので、お昼は「おにぎり?!」と楽しみにしていたのに、11時頃買いに行くと、ショック!すでに売り切れ、これも大変に残念でした。
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私が、「そんなに簡単に来れる」距離の街ではないのに、一箱古本市にかこつけて、どうしても新潟の街にやって来たいわけがあるのです。4年前三女が新潟大学に入学して、初めて新潟の街をみて、本屋さんをみて、酒屋さんをみて、いろんな人たちの生活を見て、人と人が接する様子を見ていると、うまく表現できないのですが、富山や金沢では何をするにも、本屋の仕事や催し物をするときも、何事にも上下関係をはっきりさせたいっぽい垂直志向があるのですが、新潟の人たちのそうではない、水平志向とでも言える普通の、ある意味本来当たり前の接し方にとても感じるものがあったのです。ずっーと書店経営に行き詰まっていた私が、この水平志向で自分もやっていけないだろうかと考え始めてから、本屋としてのモチベーションをどんどん取り戻してきたと思っています。私が「児童書専門店」から「本屋」に替わることを決めた街なのです。
あっそれと、新潟へ行ったのですから、もちろんお酒買いました。「清泉七代目4合瓶」(1,543円)、「越乃かぎろい千寿4合瓶」(1,437円)、「越の鶴純米酒300ml」(525円)、「越乃白雁純米吟醸300ml」(600円)です。

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JM社 新刊本安売り 再販違反? ダンピング?

本屋の仕事、田んぼや畑の耕作、超高齢を迎えた両親との生活と毎日が忙しく、ブログのことを考えるゆとりもなく過ごしていたところ、大学の先輩Tさんが経営する、子どもの本の古本屋DさんのFacebookを見てビックリ!久しぶりの再開になりました。
そこには、「在庫のある本もお取り寄せして、特別価格で提供します。税込み価格の15~22%OFF!お買い得です!(^^)!  郵送の場合、送料不要です。ジャパンマシニスト社が負担してくれるそうです」と公開されているのです。
一般の人は、おっ!安売りイイじゃん!と当然思われるでしょうし、本屋ということでは素人であるTさんにしても、ジャパンマシニスト社さんが、7掛(後にTさんの話では、実際は6掛だったようです)で出すから後は好きな値段で売ってくださいということだったので、とご本人としては、本をできる限り安く販売して、世のため、人のためと思って疑わない。
でも、ちょっと待ってください。新刊本を、22%引きで販売するなんて、日本中の本屋さんが聞いたら、髪の毛が逆立って、先日射水市に講演に来られた落合恵子さんの怒髪のようなことになっちゃう話なのです。

事の次第はこうです。まず、ジャパンマシニスト社が発行している『ち・お』『お・は』を「読む会」というグループがありました。その方々が、『ち・お』『お・は』の展示会を、Dさんの2階ギャラリーで開催することにしたのです。そこで、会場の賃借料や資料作成の費用の捻出と本の普及のため、販売もしたいということで、ジャパンマシニスト社社に相談したところ、先のように好きな値段で販売してくださいと言われ、送料も返品送料も同社負担でよいと言われたそうです。グループの方々は、一冊でも多く、たくさんの人に読んでもらいたいと、目一杯安く値段をつけて、お買い得ですよということで、多くのお客さんにお越し願おうと考えたわけです。会場を貸しているDさんも、そういうことであればと、自らのFacebookで大大的に、新刊本の安売りを告知したという次第です。
この熱意には、とても心動かされるものがあります。うちの店でも、20年以上ずっと『ち・お』『お・は』を定期購読してくださっているお客様が何人もおいでです。カミさんが、『ちいさいおおきい よわいつよい』の創刊号を、それこそまだ怒髪ではなかった頃の落合恵子さんちの「クレヨンハウス」で見付け、あっ、こんな雑誌が創刊されたんだと思い、うちの店にも置いて、販売してきました。一人でも多くの人に、一冊でも多く、手に取ってもらいたいと思い、ちょっとでも安くすればよいのではないかと思われた、グループの方々やTさんの気持ちはよくわかります。
しかし、本屋の立場からいうと、どうもおかしいのです。このことには、2つの問題があります。

一つは、再販売価格維持制度の問題です。定価を決めて、日本中の書店に定価販売をさせている本体が、自ら進んで定価を破壊していることです。コンプライアンスの問題であり、脱法の疑いがあると思います。
新刊本は、定価販売されます。日本中の本屋さんは、定価が表示されている本はみな同じ定価で販売しています。この定価は、しかし本屋が決めているわけではありません。本の定価を決めているのは、版元である出版社です。出版社が決めた定価で、日本中の本屋さんが売らされているといえるのです。一旦、本屋が値引きでもしようものなら、たちまちすべての入荷が止まります。かつて消費税導入の折、ある児童書専門店が消費税に反対して徴収しなかったために、値引き販売とみなされて、出荷を止められ、閉店に追い込まれました。それほどまでに厳重に守ることを本屋に要求している定価販売の、その定価を決めている出版社である、今回の場合は「ジャパンマシニスト社」が、本屋以外の素人の方に、「好きな値段で販売してください」と値引き販売を推奨するというのは、どうなのでしょうか?

再販売価格維持制度については、もちろんこの点以上に価格や流通の安定、著作権の保護、などなど考えなければならない重要なことがらがたくさんあるようです。出版物は他にとってかわることのできない内容であり、つまり例えば三菱鉛筆よりトンボ鉛筆の掛けが安ければそちらを売るというようなことがないこと。制度がなくなれば、出版リスクが高くなるので、本の種類が少なくなり、本の内容が偏り、売行き予測の立てやすいベストセラーものばかりになり、値引き競争になるので見せかけの価格が高くなり、富山のような地方では東京など都市圏より本の価格が高くなり、うちのような街の弱小書店は価格競争ができず、見せかけの高値のまま本を売らされ、次々と潰れていくというような事態になることが予想されます。また、価格が自由になるということは、著者の印税も今のように定価の一割を保証する必要はなくなり、新人作家や新しい文化活動が生まれにくくなると思います。
Tさんにこのようなことを話したら、じゃあ「ジャパンマシニスト社」は真っ黒黒の再販違反の確信犯じゃない、といってくれるのですが、やっぱり安売りは、読者のためと頑固にお思いのようで、22%引きはお止めにはなりません。

二つ目の問題は、不当廉売、ダンピングです。本屋は、ご存知のように、正味(掛け率)が厳しく、小売業中利幅の少なさチャンピオンです。特に、「ジャパンマシニスト社」は、他のほとんどの出版社さんから比べても高掛け率です。広告も載せず、真摯なテーマに取り組んでおられるのだから仕方ないだろうと、この恐怖の岩波書店並み掛け率に甘んじて、20数年仕入れてきたのです。しかし、22%も値引きして販売されると、日本出版販売(うちの取次(問屋)さん)さんからの仕入れ値よりも低いのです。うちがDさんから買ってきてそれを販売すれば、日販経由より多くの利益が出るのです。あるいは、Dさんから買ってきて、それを返品すればそれだけで利ザヤが稼げることになります。これは、明らかに不当廉売、ダンピングです。「ジャパンマシニスト社」は、日本中の本屋に通常いくらで卸しているか把握しておられるはずですが、本屋以外の何も知らない素人の方に「好きな値段で販売してください」と言ってダンピング行為、法律に違反する行為をさせていることになるのではないでしょうか。
同じ仕入れ条件の商店同士であれば、ダンピングした方が、利益を失い、法的、社会的制裁を受けるリスクも背負い、良いことは何もないのが普通です。逆にダンピング商品を競合商店にダンピング価格で買い占められて、セール価格で攻撃されるということさえあります。しかし、本屋は定価販売なので、今回のように書籍の正規ルートから隠れて、闇ルートでダンピングをされると、正規の書店は打つ手がありません。毎日真面目に、正規の運営をしている書店から、いつの間にか、20年以上の定期購読者や30数年来の顧客が奪われて、理不尽にも閉店に追い込まれていくことにもなるのです。

そこで、以上の点について、「ジャパンマシニスト社」に問い合わせてみることにしました。回答を大まかに言うと、今回のような催し物の時は、「好きな値段で販売してください」ということに決めてあるとのことで、黙って目をつぶってくれと言うのです。そんなこと、うちの店に、20年以上取りに来て定価で買っていかれて、これからも買いに来てくださるお客様に向かって、「ジャパンマシニスト社」が、他では22%引きで安売りしているけど、今まで定価で買ってもらったことは「黙って目をつぶって」、今月の『ち・お』も、そしてこれからの定期分も「黙って目をつぶって」定価で買っていってください、と言えるものなら言ってみろ!と言いたいです。
これは、安売販売をするという「値引き想定の定価」も「ジャパンマシニスト社」が決めているということですよね。本屋に再販売価格維持制度で売らせる「定価」も「ジャパンマシニスト社社」が決めれば、本屋以外の方に不当廉売してもらう「ダンピング定価」も「ジャパンマシニスト社」が決めるということではないでしょうか。
やっぱり、これ、再販違反、コンプライアンス違反ですよ。ブラックですよ。やっぱり、もう一度ジャパンマシニスト社」に聞いてみます。ですから、このつづき、たぶんあります。

このように、だんだん興奮してきてしまう私に対して、日本一の本の問屋さん日本出版販売さんの対応は、やっぱり横綱でした。日販のうちの担当者に相談したら、最初はやっぱりびっくりした様子でしたが、本社の担当部所に問い合わせてもらうと「ジャパンマシニスト社にヒヤリングはしますが、そういう出版社さんは結局社会的に不審を持たれるだけだと思いますよ。みんなでちゃんと定価を守って販売しましょうってことですよ。ヒヤリングの結果は必ず報告します」という回答でした。
より豊かで、楽しい本のある生活のために、「みんなでちゃんと定価を守って販売しましょう」 だから、新刊本の値引き販売は、やっぱりやめてもらえないかなぁ。

つづく

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